脱落思考

私はこれまで自分の性質と合わない事柄から逃げ続けてたが、どっこい今でも生きている。よくよく人生を振り返ってみれば、逃げてきたら生き延びているのかもしれない。

自己に帰る瞑想#1

時間、貨幣、土地…。元々どこにも線引きされていなかったものに対して勝手に意味づけをして右往左往しているのが現代社会。そんな偏狭なものに魂を売るのは馬鹿げている。人間は元来もっと自由で開かれた存在だったはずである。

事実

資産を残したところで、あの世に持っていけるわけではないが、借金もまたあの世に繰り越されない。だから図太く生きるべきである。

省察

ここまで生きてみて分かったこと。それは「若い頃に立派だと感じたとしても創造性のないものは自然にメッキが剥がれていったし、一見どうしようもないものであったとしても、そこに創造力があったものはちゃんと残っている」ということ。...

集中せよ

アイツがこう言った、ああ言ったと外野のことばかりに時間を費やしている人々が激増している現代においては、他人の目を一切気にしない馬鹿者が最終的に勝つ。

地球という星の孤児

人間は生まれ落ちる土地や育ちを選ぶことができない。 馬は生まれてすぐに立ち上がる。猫は生後一週間で獲物を探す。人間にはそれができない。 あらゆる選択が許されないまま生まれ育つ人間存在は皆、地球という星の孤児である。

弱さについて

眼病の棟方志功眼を剝きて猛然と彫るよ森羅万象   「美というものは自分のもんじゃなくて、みんなのものだ。これはもう驚天動地の、僕の美に対する大きな眼の開きでありましたな。」 「目が弱いわたくしは、モデルの身体の...

ある季節

「夏というのは一つの心の状態なんだ。」 片岡義男  

意味という病

「技術は改良と衰退の繰り返しである」 「造形芸術と音声芸術は無意味から出発する」 「人間の世界は意味の世界である。それは曖昧性、矛盾、狂気。あるいは混乱を耐えることはできるが、意味の欠如を耐えることはできない。」 「意味...

亡命者かく語りき

「芸術的発見は、その都度、新しくユニークな世界像として、絶対的真理の象形文字として現れてくる。それは啓示として出現する。世界の法則すべて、つまり、美と醜、人間性と残忍性、無限性と限界性のすべてを、一挙に直覚的に把握したい...