Dead Man Walking

どういう因果によるものか、生来私のもとには次々と不吉な出来事がやってきて、その都度、悲嘆し、時にあきらめ、陰鬱な気持ちに苛まれ続けてきた。ある意味、私は何か事が起きる度に死んだのだと思う。私にとって東京は大きな墓場で、「あ、俺はあそこでも死んだ。ここでも死んだ」と感じながら歩いている。